今回は洋画から距離を置いて、おすすめ邦画作品をご紹介します。
有名な傑作から隠れた名作まで、琴線に触れた本当に面白い映画を特集!
心に沁みるヒューマンドラマ邦画
草原の椅子
宮本輝の小説を原作とした映画。成島出監督、佐藤浩市・西村雅彦主演のヒューマンドラマ映画です。
パキスタンのフンザ、カリマバード、スカルドゥなどでこの地域での長期撮影は世界初となる約1か月半に渡る長期撮影が行われました。
青春映画と呼ばれる映画があります。眩しくて、でもその分だけ小さなことに胸を痛めて、そして成長していく、少し切なかったりする若い子達の映画。
だとすればこの作品は「大人の映画」ということが言えそうです。
紆余曲折を経て手に入れたそれぞれの現在。
しかし、理想だけではない、子供の頃の憧れとは少し違う、大人であること、現実の苦み。
そんな葛藤をも描いた作品です。
ゆれる
西川美和監督作品。西川美和監督の映画って凄く丁寧に作られていて、ハズレがないイメージです。
その中でも兄弟の絆や、記憶の曖昧さを鮮やかに炙り出したこちらの作品は秀逸。
主演は香川照之とオダギリジョーの実力派の二人。
幼馴染の女友達を交えて行った渓流での事故。その真相を追っていくなかで、それまで見えなかった兄弟の本当の想いが明らかになっていきます。
「あの橋を渡るまでは兄弟でした」
キャッチコピーも素晴らしい邦画のおすすめ作品です。
武士の一分
こちらもまた丁寧に作られた映画ですね。監督は『男はつらいよ』シリーズで知られる山田洋次監督。主演は木村拓哉が務めています。
つぶ貝の毒にあたり失明してしまった。妻のは家録を守るためにの嘘に気づかず不貞の関係をもってしまう。
その事実を知り激昂するは盲目ながらも剣術を磨き、復讐を果たそうとする
ストーリーはシンプルながらも観た人を満足させる力強さがあります。
話題性や人気ではない確かなキャスティング
時代劇らしさを過度に誇張せず、日常の何気ないシーンを丁寧に描きだしている作品の味わい深さ。
静かな日常の音。決して派手ではないですが、だからこそ、この作品は深く心に染み入ってきます。
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