傑作から隠れた名作まで邦画のおすすめ映画特集

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日本ならではの邦画サスペンス映画!

藁の盾

題材が素晴らしいですね。
護送中の容疑者にかけられた10億円。そのためにあらゆる人間が容疑者を殺そうとするー。

鬼才、三池崇監督の手腕でしょうか。画作りも重厚で、チープな印象は全く受けませんでした。序盤でタンクローリーが爆発・炎上するシーンなんて日本映画のクオリティもここまで来たかと素直に思えました。

もちろん、実際にこのような状況になった場合、殺人行動に移る一般人がこれほど多いとは思えないし(しかし当然ながら事件が起きなければ映画として成り立たない)10億円という金額のリアリティーがイマイチなのも気にはなりますが。。

ただ、この映画の半分は現実でもあると思います。
誰もが情報発信者になれ、また共有や拡散もできる。

その意味ではウェブの名の通り、現実でも見えない糸で日本中がネットワークされているとも言えます。

この映画の序盤は福岡からスタート。岸谷五朗の乗るタクシーから見える風景はおそらく百年橋通だし、小倉駅は言わずもがな。
北九州で学生時代を過ごしたので懐かしく思えたりして(笑)

しかし、あんな博多弁は少し違和感が。。。

藤原竜也より永山絢斗の方がなんか嫌なキャラクターでしたね。
向こう見ずな熱さと生意気さと不遜な態度。。
若さを表現する演出だろうと思いますけど。

でもSPはもちろん防弾チョッキつけてて当たり前だろうけど、拳銃携帯してる警察官にも着けさせるべきでしょう。。

カンヌでは酷評されたみたいですが、エンターテインメント作品として普通に面白かったです!

容疑者Xの献身


テレビドラマの『ガリレオ』の映画化ですね。

テレビドラマの映画化というと、メインターゲットはやはりドラマの視聴者、ファンだと思いますが、この作品はこれ単体としても成立する、シリアスで重厚なサスペンスに仕上がっています。

この作品で特筆すべきはやはり堤真一でしょうか。

スーツスタイルでもかっこいい俳優なのですが、今作はそれとは真逆の冴えない数学教師。役作りとして頭髪を抜き、猫背になることで、どこから見ても堤真一でありながら、堤真一ではない人物像の構築に成功しています。

稀代の天才でありながら、ただ、愛のためにその才能を犯罪に使わねばならなかった哀しみ。

ミステリーとしての面白さはもちろん、悲恋と自己犠牲の愛を描いたシリアスなラブストーリーの側面もあります。




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