貞子の目の正体は…意外と知らないホラー映画のトリビア裏話

ブレア・ウッチ・プロジェクトやリングから、名作ホラーのシャイニングなど、今回はホラー映画の裏話やトリビアを紹介していきます!

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ブレア・ウッチ・プロジェクト

「製作費と興行収入の差が最も大きい映画」としてギネスブックに掲載

超低予算の6万ドル(600万円程度)で製作されながらも、全米興行収入1億4000万ドル、全世界興行収入2億4050万ドル(約255億円)と、制作費の4000倍を売り上げた今作。
そのあまりの成功ぶりは「製作費と興行収入の差が最も大きい映画」としてギネスブックに掲載されたほどでした。

「食人族」で衝撃を与えたモキュメンタリー(フェイクドキュメンタリー)の手法を効果的に使って、世界中で大ヒット。
ちなみに撮影期間はわずか8日であったそう。

エクソシスト

極寒の撮影現場

ホラーの名作、「エクソシスト」。劇中に登場する悪魔は「出現すると気温が下がる」という設定のため、セットの中には16台の業務用大型冷却装置が持ち込まれ、一晩中つけっぱなしで室温が常に零度に保たれていたそう。

そんな過酷な状況での撮影は、スタッフは防寒着無しではままならず、メリン神父を演じたマックス・フォン・シドーは顔が凍りつくほどの寒さに襲われることとなりました。
しかし最も過酷だったのは当時13歳だったリンダ・ブレアでしょう。リンダ・ブレアにとっては室温が常に零度というセットの中、ネグリジェ一枚という厳しい撮影となりました。



悪魔のいけにえ

「悪魔のいけにえ」着想のきっかけ

これ、有名なのは実在の殺人犯、エド・ゲインの事件をモチーフにした、というもの。

恐らく冒頭で語られる『これは事実をもとにした映画である』とのテロップと、ゲインの犯行がレザーフェイス一家のそれと似通っている部分があったためと思われます。

人体を家具に加工するなどの特異な犯行で知られるゲインですが、監督のトビー・フーパーは製作時にその事件を知らず、冒頭のテロップはなんとか恐怖を煽ろうとして付け加えた、いわば苦肉の策だったのです。

チェーンソーのアイデア

ベトナム戦争への不満が社会に渦巻いていた当時のアメリカ。トビー・フーパー監督はその思いを別の視点から身近な道具で表現できないかと考えます。

そんな中、年末のお買い物で工具売り場を訪れた監督の目に留まったのがチェーンソーでした。

※ちなみにチェーンソーを武器にしているのはレザーフェイスで、ジェイソンではないですからね!

俳優たちへのドッキリ

レザーフェイスを演じたガンナー・ハンセン。今では故人となってしまいましたが、撮影中ガンナーは他の俳優とは隔離されていたとのことです。というのは突然現れたレザーフェイスに対して俳優には演技の驚きではなく、ガチでびっくりしてほしかったから。

若者たちのあの表情は実は演技じゃなかったのかも?!

シャイニング

原作者はキューブリックの映画版にキレた


シャイニングの原作者はホラー映画の大家、スティーヴン・キング。しかし、キューブリックの作った映画版は原作のエッセンスを全く無視した作品でもありました。

一説には「キューブリックはシャイニングの映画化に際して原作を一度も読まなかった」とさえ言われているほど。

これに関して原作者のキングはキューブリックへの批判を繰り返しています。それは批判をやめる代わりに再映像化の政策を許されたほどでした。
こうして1997年にドラマ版の「シャイニング」は放映されます。このドラマではスティーヴン・キング自身が脚本を担当。

このドラマ版「シャイニング」は高い評価を受けてプライムタイム・エミー賞 作品賞 (ミニシリーズ部門)にノミネートされています。

なおスティーヴン・キングはまだ怒りが収まらないのか、キューブリックの死後は映画版「シャイニング」への批判を再開しているとのこと。

13日の金曜日

1作目の犯人はジェイソンではない

一作目の犯人はジェイソンではありません。
キャンプに向かったいじめられっこの少年ジェイソンは、いじめっこたちから紙袋を被せられ、キャンプ指導員が目を離した隙に殺されてしまいます。ジェイソンが殺されるその時、指導員は18禁なことをしていたということもあり、エッチなことをしている若者は殺人犯に真っ先に殺されるというホラー映画あるあるの一つの始まりにもなっています。
このような顛末もあり、精神に異常をきたした母親がキャンプに訪れた若者を次々に殺害していたのでした。
一作目の犯人はジェイソンの母親なのです。ジェイソンはほとんど作品には登場しません。
※ラスト、主人公の夢の中で少年ジェイソンが一瞬登場します。

4作目の犯人もジェイソンではない

5作目『新・13日の金曜日』では前作が完結編と銘打たれていたこともあり、それまでのジェイソンは出てきません。この五作目に出てくる犯人は『ジェイソンの真似をした元消防隊員のロイ』という人物です。

いじめ殺された息子の復讐という動機は本家ジェイソンと重なる部分があるものの、やはり本家とは違和感があったのか、6作目以降では元々のジェイソンが復活。かなり復活の経緯はムリクリですが、それもあってか6作目の以降のジェイソンは人間というよりも、決して死ぬことのない怪物として描かれるようになっていきます。


リング

貞子の目の正体は○○だった

「リング」といえばその後のジャパニーズホラーのイメージを決定づけたホラーの名作でもあります。テレビから出てくる貞子の場面は超有名なシーンであると同時に恐怖が最高潮に迫る場面でもあります。クライマックスで貞子が目を見せ睨みつける恐怖度MAXの場面ですが・・・。さてこの「目」を演じたのは、なんと助監督。

この場面では女優ではなく助監督が貞子の目を演じています。人間に見えないことを狙って、まつげを切り落とし、目の上下を逆にしています。

この場面、元々は女優が演じる予定でしたが、まつげを切ることに関して「他の仕事に支障が出る」と断られたため、助監督が演じることになったという経緯があります。

呪怨

伽耶子の声の正体は・・・

「リング」と並ぶジャパニーズホラー映画、「呪怨」。

2003年に公開された清水崇監督作品です。

この中で悪霊として存在するのが「伽耶子」というキャラクター。

まったく言葉を発さない貞子とは逆に、なんとも奇怪な声を放つのですが、その声の正体はなんと清水崇監督自身の声なのです。

意外とスタッフが演技にも参加しているものなのですね!

映画の裏話・トリビアのまとめはこちら




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