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バッドボーイズ2バッド
カーチェイスに関してはスピルバーグをして『車を撮らせたら彼の右に出るものはいない』と言わしめるほどのマイケル・ベイ監督。
そのマイケル・ベイ監督のカーチェイスが思う存分味わえるのがこの『バッドボーイズ2バッド』。
頭上すれすれを飛んでいくボートの下をクルマが潜り抜けるシーンや、特殊改造をしたカメラにモノを思いっきりぶつけて迫力ある映像を産み出すなど、そのアイデア、発想力はさすがの一言。
ウィル・スミスの駆るフェラーリのカッコよさも相まって、カーチェイスの名シーンの一つになっています。
フェラーリ 575M
太陽を盗んだ男
日本でのカーチェイスでいうとこの作品は外せません。
沢田研二演じる城戸誠の駆るスポーツカー、サバンナRX-7と、菅原文太演じる刑事、山下満州男のコスモと何台ものパトカーとのカーチェイスが本作の最高潮の場面かと思うのですが、
恐るべきことに、この首都高撮影は無許可のゲリラ撮影。
わざとのろのろ遅くクルマを走らせ、後続車の流れを止めて、その前何キロかを空けて撮影したとのことです。
当初、カースタント担当の三石氏は、遅く走らせる用のクルマとして大型トラックを4台用意して欲しいと要望しました。なぜなら大型車なら、後続車に渋滞の原因が何なのか確認できないから。しかし予算の関係で用意されたのはなんと小型車。当然後続車に渋滞の原因が何なのかも丸わかり。
渋滞の原因が映画撮影ということで製作チームは怒鳴られまくったそうです。
長谷川和彦監督によると、「製作担当は、延べ2、30名パクられている」とのこと。
サバンナRX-7
サバンナRX-7はマツダのスポーツカーRX-7の初代にあたります。
71年から78年かけて発売されたサバンナ・クーぺの後継機種です。
マトリックス・リローデッド
今作ではキャデラック・CTSによるカーチェイスに加え、トリニティの運転するドゥカティのバイクでの高速道路逆走など、映像革命とも言われた『マトリックス』の名に恥じない圧巻のカーチェイスに度肝を抜かれます。
特筆すべきは映画史上最大のセットとも言われる全長5キロの高速道路のセットを用いた撮影でしょう。
CGIと実写のデジタル融合により、圧巻のカーチェイスシーンが完成したのです。
キャデラック・CTS
マトリックス・リローデッドでトリニティの乗った車がキャデラック・CTSでした。
キャデラック・CTSのデビューは2003年で、本作の公開年と同じでした。
当時の米国でのキャデラックオーナーの平均年齢は約60歳であり、アメリカではキャデラックは「リタイヤした老人が乗るクルマ」というイメージが強かったのですが、
この車はコンパクトでスポーティなキャデラックを目指して開発されました。
劇中でのカーチェイスでもこのクルマのポテンシャルが遺憾なく発揮されています。
007 慰めの報酬
いきなりカーチェイスシーンから始まるオープニングで幕を明ける本作。
ジェームス・ボンドの駆るアストンマーティン・DBSと、敵組織のアルファロメオ・159の名車同士のカーチェイスは必見です。
アストン・マーティンDBS V12
アストン・マーティンは1913年に設立されたイギリスの乗用車メーカーです。
一般的にはアストン・マーティンと呼ばれていますが、正式名称は「アストン・マーティン・ラゴンダ」。
このDBSは「ヴァンキッシュ」に代わるモデルとして、2007年にデビューした車種です。V12エンジン、カーボンやアルミを使用し軽量化されたボディなど、一流のスペックを誇スーパーカーです。
ダークナイト
2008年のクリストファー・ノーランの名作「ダークナイト」。
劇中でのゴミ収集車とバットモービルのカーチェイスのシーン。
映像を見た人からはCGではないかと言われたほどでしたが、実際は1/3のミニチュアを使用した実写でした。
他にもバットマンがグラップリングホックを使ってジョーカーの運転するトレーラーを横転させるシーンなども実写で撮影されています。
バットモービル