CGを超えた!実写版『ライオン・キング』の制作裏話・トリビア特集

今回は驚異のCG技術で名作アニメをリメイクした『ライオン・キング』から裏話・トリビアを紹介します!

『ライオン・キング』は2019年に公開されたCGアニメーション映画。監督は『ジャングル・ブック』を担当したジョン・ファヴロー。
1994年に公開されたアニメ映画『ライオン・キング』をリメイクした作品になります。

アフリカ・サバンナの王国、「プライド・ランド」。同地を支配するライオンの王、ムファサに後継者となる子供が誕生した。その名前はシンバ。
ナラとの出会いもあり、楽しい日々を過ごすシンバだったが、王の座を狙うスカーの策略によりムファサは殺され、さらにシンバはそれを自分のせいだと思い込む。
スカーによってプライド・ランドを追放されたシンバは行き倒れになっているところをティモンとプンバァに「助けられ、友人となる。争いとは無縁の場所でたくましい雄ライオンへと成長したシンバだったが、偶然再会したナラから荒廃したプライド・ランドとスカーの横暴を聞かされる。自分の過去もあり、迷っていたシンバだったが、祈祷師ラフィキの後押しもあり、プライド・ランドの王としてスカーとの戦いに挑む

超実写版」と謳われているだけあって、今作のCGクオリティは圧倒的です。

『ジャングル・ブック』がきっかけだった

今作の制作のきっかけは2016年に制作された『ジャングル・ブック』がきっかけだったそうです。

『ジャングル・ブック』は主人公の少年一人を残して、それ以外のすべてはCGで作られていますが、監督のジョン・ファヴローは、『ジャングル・ブック』制作時にこの技術を使えば『ライオン・キング』をCGとしてよみがえらせることができるのではと思いついたのだそう。

1シーンのみ実写の個所がある

上記の通り、全てCGで作られている本作ですが、「サークル・オブ・ライフ」冒頭の1ショットのみ実写映像が使用されています。

『アラジン』を超えた!

94年の『ライオン・キング』は今でも映画史上最も観客動員数が多いアニメ映画の記録を持っていますが、今回のリメイク版『ライオン・キング』もそれに劣らない勢いを見せています。

日本での公開は2019年8月9日ですが、アメリカでは7月19日にすでに公開されており、公開からわずか12日間で『アラジン』の全世界興行収入を超えるほどの大ヒットとなっています。

名前の意味

『ライオン・キング』のキャラクターの名前はスワヒリ語からとられたものが非常に多くなっています。

それぞれの登場人物の名前の意味を見ていきましょう。

シンバ・・・ライオン

本作の主人公。さすがに主人公らしい由来。

ナラ・・・贈り物

本作のヒロイン。

プンバァ・・・にぶい

シンバの友人のイボイノシシ。これはひどい!

サラビ・・・蜃気楼

シンバの母親。故人でもないのに幻のような名前ですね。

ラフィキ・・・友

祈祷師の役割を持つヒヒ。シンバを導く役割を持っています。

スカーの本名

本作の悪役であるスカー。自らがプライドランドの王となるために策略を巡らせます。

スカー(Scar)は英語で「傷」を表しますが、この名前は本名ではありません。

スカーの本名は「タカ」で、「タカ」はスワヒリ語で「汚れ」「欲望」を意味しています。

ムファサとスカー、実は兄弟じゃなかった?

こちらは原作アニメからのトリビア。

ライオンの生態を考えた時に、ムファサとスカーが実の兄弟であるという設定は現実的ではないと『ライオン・キング』でプロデューサーを務めたドン・ハーンは考えていたようです。

というのも、一つの集団にオスライオンが複数いるというのは通常では考えづらいことだから。

その場合は親がちがうということが考えられるそうです。

たまに2匹のオスライオンが存在する集団がいるんです。(親が同じではない以上)彼らは平等な関係ではないわけですから、興味深い動きですよね。きっと1匹は影が薄くなることでしょう。こうした動物の真実をストーリーの根拠にしようとしたんです。だから私たちは、スカーとムファサは本当は同じ遺伝子を持っていないと考えていました。」

出典:『ライオン・キング』ムファサとスカー、実は兄弟じゃなかった ― 裏設定をプロデューサーが暴露 | THE RIVER

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