エイリアン・ウォーリアー
今作では蟻のような生態が判明するエイリアン。その中で働き蟻に相当するのがこのエイリアン・ウォーリアー。一作目のビッグチャップに施されていた頭部のフードの覆いは監督のジェームズ・キャメロンの意向で省略されています。
エイリアン・クイーン
エイリアンの女王ともいえる存在でその大きさは通常のエイリアンを凌駕する大きさ。普段は卵菅のようなものにつながれ卵を生むだけですが、緊急時にはそれを切り離し、自ら戦うこともある。
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エイリアン3(1992年公開)
「エイリアン3」は1992年公開の「エイリアン」シリーズの3作目。
『エイリアン』シリーズの時系列上は5番目です。
デヴィッド・フィンチャーは今作で映画監督としてデビューします。
当時監督デビュー作としては史上最高の制作費がかけられた本作。
脚本の内容が何度も書き直され、ついには未完成のまま撮影に突入した逸話を持つ作品でもあります。撮影中はトラブル続きで、また公開当時は興行的にも批評的にも失敗したとされ、監督のデヴィッド・フィンチャーも「次に映画を撮るくらいなら大腸がんになった方がマシだ」とさえ言っていたと言われます。
完全版が出てからようやく一定の評価が得られるようになりました。劇場公開版では犬から産まれたエイリアンでしたが、のちに発売された完全版では牛から生まれる設定になっています。
この作品での出来事
2270年
リプリーらを乗せた宇宙船スラコ号は囚人たちの惑星、フューリーに墜落する。
リプリー以外の生存者は墜落の際に死亡していたが、宇宙船に潜んでいたフェイスハガーがフューリーでエイリアンに進化してしまう。囚人たちのほとんどが犠牲になりながらもエイリアンを撃退。
しかし、リプリー自身もエイリアンに寄生されていたため、自ら溶鉱炉に身を投げ、エイリアンを絶滅させる。
この作品に登場するエイリアンたち
ドッグ・エイリアン
劇場公開版では犬から誕生したことでこの名前が付きました。
(完全版では牛から生まれます)
垂直の壁に張り付いたり、溶けた鉛の中に沈められても復活するタフさと、人間を捕食する今までにない残虐さが特徴です。
エイリアン4(1998年公開)
「エイリアン4」は1997年公開の「エイリアン」シリーズの4作目。
4作目となる今作はフランスからジャン・ピエール・ジュネを招聘して製作されました。
『エイリアン』シリーズの時系列上は6番目です。
シリーズを通して異色作とも言える出来の本作。
エイリアンはSFホラーを確立させた映画とも言えますが、そのなかでも本作の残酷描写、人体破壊シーンは群を抜きます。
しかしホラーの極致としての残酷描写とともに、クローンでリプリーを復活させることで生命の尊厳というテーマにまで踏み込んだ作品です。
この作品での出来事
2470年
リプリーは軍の研究施設でクローン再生される。軍の目的はエイリアンの軍事利用であったが、エイリアンは隙をついて脱走。
居合わせたべティのクルーと共にリプリーはエイリアンと戦う。
多数の犠牲を出しながらも、リプリーとアンドロイドのコール、べティのクルーのジョナーとブリースは地球へ生還する。
この作品に登場するエイリアンたち
ニューウォーリアー
それまでのエイリアンと比べると知能の高さが目立つエイリアン。
エッグを罠のように仕掛けたり、自身の血液の特性を檻からの脱出へ利用するなどしています。
またエイリアンシリーズの中で初めて泳いだエイリアンでもあります。
ニューボーン
リプリーのDNAとエイリアンのDNAが混ざってできたエイリアン。
リプリーを母親として慕うも、その凶暴性や強さは群を抜いており、エイリアンクイーンを一撃で殺害するほど。
エイリアンシリーズを改めて時系列に整理
紀元前32億年
スペース・ジョッキーのエンジニアが地球に降り立ち、生命の素となる液体をまく
2089年
エリザベス・ショウ博士がスコットランドの古代遺跡で星図を発見したことから、博士らを乗せたプロメテウス号が惑星LV-223に向けて出発する
2093年
プロメテウス号が惑星LV-223に到着する
2102年
コヴェナント号が植民地となる惑星を探索中、エイリアンに襲われる
2122年
宇宙貨物船ノストロモ号が惑星LV-426に到着。そこで乗組員のケインがフェイスハガーに襲われる。宇宙船に戻ったクルーらだったが、ケインの体内から出てきたエイリアンが乗組員を殺害、リプリーが唯一の生存者となる
2159年
ウェイランド・ユタニ社が惑星LV-426に開拓者を派遣し入植を開始する
2179年
ハイパースリープ状態で宇宙を彷徨っていたリプリーが発見される。惑星LV-426が通信不能になる。原因を調査のするためウェイランド・ユタニ社がリプリーと植民地海兵隊を惑星LV-426に派遣するも、リプリーと入植者の唯一の生存者の少女ニュート、海兵隊のヒックス、アンドロイドのビショップを残して開拓者と海兵隊が全滅する。
2270年
リプリーらを乗せた宇宙船スラコ号は囚人たちの惑星、フューリーに墜落する。
リプリー以外の生存者は墜落の際に死亡していたが、宇宙船に潜んでいたフェイスハガーがフューリーでエイリアンに進化してしまう。囚人たちのほとんどが犠牲になりながらもエイリアンを撃退。
しかし、リプリー自身もエイリアンに寄生されていたため、自ら溶鉱炉に身を投げ、エイリアンを絶滅させる。
2470年
リプリーは軍の研究施設でクローン再生される。軍の目的はエイリアンの軍事利用であったが、エイリアンは隙をついて脱走。
居合わせたべティのクルーと共にリプリーはエイリアンと戦う。
多数の犠牲を出しながらも、リプリーとアンドロイドのコール、べティのクルーのジョナーとブリースは地球へ生還する。