『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』も公開され、また「ゴジラ」が映画界を席巻しそうです。
今回は「徹底比較!歴代ゴジラの大きさ」と題して初代ゴジラから『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』に至るまで、歴代ゴジラの体長を比べていきたいと思います。
ゴジラの体の大きさから日本の発展の歴史も見えてくるのが興味深いですね。
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- 初代ゴジラ 身長50m (1954)
- 昭和ゴジラ 身長50m (1954~1975)
- 平成ゴジラ 身長80m (1984~1989)
- 平成VSシリーズ ゴジラ 身長100m (1991~1996)
- エメリッヒ版ゴジラ 身長60m (1998)
- ゴジラ 2000 身長55m (2000)
- ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃 身長60m (2001)
- ゴジラ FINAL WARS 身長100m (2004)
- ギャレス版ゴジラ 身長50m (2014)
- シン・ゴジラ 身長118m (2016)
- ゴジラ・アース 身長300m (2017)
- ゴジラ キング・オブ・モンスターズ 身長119.8m (2019)
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初代ゴジラ 身長50m (1954)
昭和ゴジラ 身長50m (1954~1975)
初代のゴジラから、1975年までのゴジラは身長が50メートルとなっています。
当時の東京の町並みのなかで頭1つ高くなるような大きさにしたいということから、50メートルになったとのこと。
ゴジラの第一作目公開当時はまだ東京タワーすらありませんでした。
平成ゴジラ 身長80m (1984~1989)
およそ10年の休止期間を経て、第一作公開から30周年の年に公開されたゴジラ。
以前は半ば人類のヒーローとして描かれていたゴジラは、今作で原点回帰し、再び人類の脅威として描かれています。
80年になり、高層ビルも増えてきた東京の街並みを反映して、この時のゴジラの身長は30メートルのびた80メートルでした。
平成VSシリーズ ゴジラ 身長100m (1991~1996)
1984年からはじまったゴジラシリーズは、大人向けの作品として制作されていたことも、昭和ゴジラとの違いの1つとして挙げられます。
しかし、『ゴジラ(1984)』に続く『ゴジラVSビオランテ』は興行的に振るわず、ゴジラの設定を一新し、昭和の人気怪獣の再登場、対決路線へシフトしたのがこのVSシリーズです。
その第一作目である『ゴジラVSキングギドラ』から、『ゴジラVSデストロイア』までは同一の世界観で描かれ、またゴジラの身長も100メートルに変更されています。
ちなみに僕がリアルタイムでゴジラに夢中だったのはまさにこのころ。
懐かしい!
エメリッヒ版ゴジラ 身長60m (1998)
『ゴジラVSデストロイア』でゴジラを一旦終わらせたのは、このハリウッド版のゴジラ製作のためという事情もありました。
当初はキアヌ・リーヴス主演の『スピード』を監督したヤン・デ・ボンの名前が取り沙汰されていましたが、災害映画(ディザスタームービー)に定評のあるローランド・エメリッヒに決定。
果たして公開された作品は賛否両論ありましたが。。。
このハリウッドで製作されたエメリッヒ版のゴジラは身長はぐっと縮んで60メートル。恐竜を意識した前傾姿勢と、街の中に溶け込む戦いかたのため、この設定になったのかなと思います。
ゴジラ 2000 身長55m (2000)
個人的にはこの辺はフォローしてないんですが。。『ジュラシック・パーク』とかハリウッド恐竜像を反映させて前傾姿勢と、少し猫っぽくなった顔の復活ゴジラ。
ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃 身長60m (2001)
『ガメラ』シリーズの金子修介監督が手がけたゴジラ映画が『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』。
この2000年代のいわゆる『ミレニアム』シリーズの中でも随一の凶悪さを誇るゴジラです。
そのビジュアルも、平成ゴジラを思わせるがっしりして堂々としたもの。
特筆すべきは黒目を排した白目だけの顔でしょう。
余談ですが当初ガメラは大映がライバルである東映の映画『ゴジラ』に対抗して企画された怪獣映画なのです。
ゴジラ FINAL WARS 身長100m (2004)
ギャレス版ゴジラ 身長50m (2014)
ローランド・エメリッヒ版に続く2回目のハリウッド版ゴジラが『GODZILLA ゴジラ』。今回監督を努めたのはギャレス・エドワーズ。
今作は日本のゴジラに倣った、ずんぐり体型と、単なるモンスターではない、本家ゴジラをリスペクトしたつくりで世界で概ね高い評価を得ています。
シン・ゴジラ 身長118m (2016)
上記のギャレス版のゴジラのヒットを受け、企画された12年ぶりのゴジラ映画が「シン・ゴジラ」。
ここまで期間が空いたのはゴジラ映画史上ないのではないでしょうか。
総監督はヱヴァンゲリヲンの庵野秀明。興行収入も80奥円を突破し、
平成シリーズ以降で最高の動員数を記録しています。
また、大人向けのゴジラ映画としても成功しています。
現実を踏まえた対策決定の流れ、日本のみならず国際社会の駆け引きに発展していったり、きちんとリアルに描かれていたのがまず凄く良かった。(逆に子どもは絶対についていけないでしょ。。)
きちんと核兵器の問題も盛り込まれていたし。
やはり核の問題はゴジラとも、そして日本とも切り離せない。そして本当の緊急時には非核三原則なんてあっという間に意味がなくなるということも示唆していましたね。
そういう理想だけに寄らないところも良かったです。
ゴジラ・アース 身長300m (2017)
『ゴジラ 怪獣惑星』に登場するのはこれまで最大サイズだった「シン・ゴジラ」の118.5メートルをはるかに超える300メートルの大きさのゴジラ。
本作のゴジラはかつてのような恐竜の生き残りでも、ましてやイグアナでもなく、まさかの「植物」がその起源だそう!
SFの架空の世界とアニメという作品の特徴を観れば300メートルの大きさというのはアリかもしれません。めっちゃでかい。。
ゴジラ キング・オブ・モンスターズ 身長119.8m (2019)
ギャレス版ゴジラは身長50mでしたが、それから5年がたった本作『キング・オブ・モンスターズ』では、ゴジラの大きさも119.8メートルに急成長。
前作との相違として、背びれが日本のゴジラに近いものになる、足の爪が4本になるなどの違いがあります。
鳴き声もより日本版のゴジラに近いものになりました。
今作のゴジラのパワーアップを見せつける一例は放射熱線の回数。
ギャレス版ゴジラよりも断然多くなり、まさに怪獣王として堂々たる勇姿を見せてくれます。
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