三池崇監督、藤原竜也、松嶋菜々子、大沢たかお共演のサスペンス。
第66回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品されています。
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「藁の盾」の予告編
「藁の盾」スタッフ・キャスト
監督
三池崇史
脚本
林民夫
原作
木内一裕
製作
北島直明
坂美佐子
前田茂司
製作総指揮
城朋子
ウィリアム・アイアトン
出演者
大沢たかお
松嶋菜々子
岸谷五朗
伊武雅刀
永山絢斗
余貴美子
藤原竜也
山崎努
感想・レビュー
題材が素晴らしいですね。
護送中の容疑者にかけられた10億円。そのためにあらゆる人間が容疑者を殺そうとするー。
鬼才、三池崇監督の手腕でしょうか。画作りも重厚で、チープな印象は全く受けませんでした。序盤でタンクローリーが爆発・炎上するシーンなんて日本映画のクオリティもここまで来たかと素直に思えました。
もちろん、実際にこのような状況になった場合、殺人行動に移る一般人がこれほど多いとは思えないし(しかし当然ながら事件が起きなければ映画として成り立たない)10億円という金額のリアリティーがイマイチなのも気にはなりますが。。
ただ、この映画の半分は現実でもあると思います。
誰もが情報発信者になれ、また共有や拡散もできる。
その意味ではウェブの名の通り、現実でも見えない糸で日本中がネットワークされているとも言えます。
この映画の序盤は福岡からスタート。岸谷五朗の乗るタクシーから見える風景はおそらく百年橋通だし、小倉駅は言わずもがな。
北九州で学生時代を過ごしたので懐かしく思えたりして(笑)
しかし、あんな博多弁は少し違和感が。。。
藤原竜也より永山絢斗の方がなんか嫌なキャラクターでしたね。
向こう見ずな熱さと生意気さと不遜な態度。。
若さを表現する演出だろうと思いますけど。
でもSPはもちろん防弾チョッキつけてて当たり前だろうけど、拳銃携帯してる警察官にも着けさせるべきでしょう。。
カンヌでは酷評されたみたいですが、エンターテインメント作品として普通に面白かったです!
アウトレイジも酷評だったみたいだけど、やはり題材によっても評価が変わりやすいのかな。。。
ちなみにハリウッドでのリメイクも決まっているとのこと。
個人的には藤原竜也の演技あってこそだと思うのですが、、、。狂気を演じさせたら凄い演じ方をしますよね。
でもなんで藤原竜也はこんな殺人犯とかの役柄が多いの??