なんとこの中に50弱ものvから始まる単語が溢れています。自己紹介一つにしてもこれほどのこだわりが詰まっています。なんというブランディング力・・・。
信念の強さ
そしてもう一つは信念の強さ。
クライマックスで何発銃弾を撃ち込まれようと決して倒れないV。
そのあまりの強靭さは不気味な恐れとなってクリーディーに襲い掛かります。
以下はクライマックス、何発撃ちこまれようとも倒れないVを恐れながらクリーディーが発したセリフ。
クリーディー「死ね!死んでくれ!なぜ死なない?」
V「この仮面の下にあるのは”理念”だからさ、クリーディー君。理念は決して死なない」
そしてVは平然とクリーディーを抹殺。そこではじめてよろめくVですが、もたれかかった壁には被弾した身体からの血がべっとりと・・・。
ここで初めて観客はVが決して不死身ではないことを知ります。と同時に、瀕死であっても敵にそれを悟らせない絶対の意思の強さも。
時折その人間らしい弱さやジレンマを見せながらも理念や美学を決して曲げない、そのストイックさはやはりカッコいいの一言。