【映画 レビュー】時をかける少女(アニメ)


時をかける少女 【期間数量限定生産版】 [Blu-ray]

細田守監督作品。数ある映画のなかでも五本の指に入るくらい好きな作品でもあります。

原作は筒井康隆の同名小説。タイムリープして同じときを繰り返す少女の話。
原作の続編のような立ち位置ですね。

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「時をかける少女」のスタッフ・キャスト

監督
細田守
脚本
奥寺佐渡子
原作
筒井康隆
製作
渡邊隆史
齋藤優一郎
製作総指揮
角川歴彦
出演者
仲里依紗
石田卓也
板倉光隆
原沙知絵
谷村美月
垣内彩未
関戸優希

「時をかける少女」のあらすじ

東京の下町にある倉野瀬高校2年生の紺野真琴は、医学部志望の津田功介、春に転校してきた間宮千昭という二人の同級生男子生徒と「遊び仲間」として親しくつきあう関係だった。7月13日、真琴は偶然立ち入った密室の理科準備室で不審な人影を目撃する。その人物を追おうとしたとき、なぜか真琴は転倒して不思議な空間に入る体験をする。気づいたときには誰も室内にいなかった。千昭と功介にそれを話すが、千昭には笑われ功介には「頭は大丈夫か」と言われてしまう。二人と別れて下校中、真琴の乗る自転車のブレーキが下り坂で故障。そのまま電車の接近する踏切に突入し、死を覚悟した真琴は気がつくと坂道の途中、少し前の時間に戻っていた。叔母の芳山和子にその体験を話すと、和子はそれは「タイムリープ」で真琴の年頃の少女には「よくあること」と返答する。納得できない真琴だったが、自らの意思で過去へのタイムリープを試みて成功する。味を占めた真琴はタイムリープを使って、抜き打ちテストでよい成績を収めたり、家庭科の調理実習で被ったトラブルの対象を同級生(高瀬宋次郎)に変えたり、カラオケを何時間も続けたりするなど、自らのささやかな欲望を満たしていく。和子からは「真琴がいい目を見ている分、悪い目を見ている人がいるのでは」と言われるが、真琴は意に介さなかった。

そんなある日、功介がクラブの後輩(藤谷果穂)から告白されたことをきっかけに、真琴は千昭から交際を持ちかけられる。真琴はタイムリープを使って「なかったこと」にし、千昭を避けるようになる。和子からは「千昭くんが可哀想」と指摘されるが、真琴は告白を受け止めることができない。すると今度は調理実習のトラブルのために同級生と諍っていた高瀬から恨みをぶつけられ、千昭にかばわれてしまう。その対処にタイムリープを使ったことで千昭は怪我をせずに済んだが、たまたま巻き込まれた親友の早川友梨が怪我をし、それがきっかけで千昭と交際することになる。真琴は面白くなかったが、どうすることもできない。その矢先、果穂とその友人から「功介とつきあっているのか」と問われた真琴は、功介と果穂の間を取り持とうと、7月13日まで戻って二人が話し合うきっかけを作った。うまくいったと自賛する真琴だったが、直後に功介が真琴の自転車を借りていく。真琴はブレーキ故障での事故を防ごうと通学路にある踏切に向かう。何事もなかったと知って歩き出したところで千昭から携帯電話がかかり、「タイムリープしているだろう」と指摘された真琴は、思わずタイムリープでその会話をなかったことにする。その時点で真琴のタイムリープ能力は終わってしまう。そのとき、真琴の自転車に乗った功介と果穂が通りかかる。真琴の目の前で自転車のブレーキは故障し、下り坂を暴走して遮断機の下りた踏切に突入する。

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%99%82%E3%82%92%E3%81%8B%E3%81%91%E3%82%8B%E5%B0%91%E5%A5%B3_(%E3%82%A2%E3%83%8B%E3%83%A1%E6%98%A0%E7%94%BB)
時をかける少女 (アニメ映画) – Wikipedia

感想・レビュー

アニメはそんなに詳しくないんですが、細田守監督、ジブリの宮崎駿の次を担う存在に目されていたかと思います。今は君の名は。の新海誠監督もブレイクして、どうなるかわからない状況かとは思いますが。。

夏×恋=青春

ひと夏をとても上手く切り取った作品。延々繰り返される野球のシーンに被さるセミの声。

天真爛漫でボーイッシュな真琴と、友情か恋かその曖昧さのなかで繰り返される日常。

君の名は。は一方が田舎暮らし、一方が都会暮らしっていうシチュエーションもあって、日常をここまで細かく丹念に描写はしてなかったように感じます。

どちらも声優は俳優さんが演じてるんですが、セリフそのものはこちらの『時をかける少女』の方がリアル。

個人的には声優さんの演じるアニメより俳優さんが声優するアニメの方がリアリティーはあると思うんですが、、、セリフそのものでもこうも、変わるのか~と思いました。

時を変えるということ。

時を変えると必ずどこかに歪みを産み出す。それを修正するためになんども過去へ戻る。こういうとバタフライエフェクトみたいですが、今作も基本はその路線で話が進みます。
伏線回収がうまくできすぎていると、それはそれでしらけますが、そもそもタイムリープは「完璧な現在」を求めるために使うことがほとんどなので、今作においてはそういう違和感はありません。

名作です。一度は見てほしい作品

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