【映画レビュー】ベンジャミン・バトン 数奇な人生

ベンジャミン・バトン 数奇な人生 [Blu-ray]

人生は素晴らしい。

そのキャッチコピー通りの映画です。
デヴィッド・フィンチャーとブラッド・ピットの3度目のタッグとなる作品です。
第81回アカデミー賞では作品賞を含む13部門にノミネートされ、美術賞、視覚効果賞、メイクアップ賞を受賞しています。

「ベンジャミン・バトン」のスタッフ・キャスト

監督
デヴィッド・フィンチャー

脚本
エリック・ロス

原案
エリック・ロス
ロビン・スウィコード

原作

F・スコット・フィッツジェラルド

製作
キャスリーン・ケネディ
フランク・マーシャル
セアン・チャフィン

出演者
ブラッド・ピット
ケイト・ブランシェット

「ベンジャミン・バトン」のあらすじ

老人の姿で生まれたベンジャミン。そのせいで実の親からは出産直後に捨てられることになります。

ただ、年を経るごとに見た目は若返っていきます。

幼い頃は周囲の人に『老人』だと思われ、本来であれば20歳前後かというころの見た目は初老でした。戦争前に生まれたベンジャミンは、船乗りとして働いている時に太平洋戦争に巻き込まれます。

その見た目と年齢のバランスが釣り合うのは人生のほんのわずかな時間。

その時間がまたずれ始めると、ベンジャミンは妻と子供を残して、一人で生きていくことにし、家を出ました。

ただ、一年に一度、世界の各地から娘に手紙を送ってはいます。

決して一般的な人生ではないベンジャミン。そんな中でベンジャミンがどのように人生を見つめていたのか、映画の中でも至高の言葉とも言えるセリフがこちら。

『遅すぎることは何もない

望みはきっと叶う

いつ始めてもいいんだ
変わるのも、変わらないのも自由だ

最高でも最悪でも
もちろん最高のほうがいいが

驚きを目にし
感じたことのないことを感じて

さまざまな価値観に触れてほしい
誇りをもって生きろ

道を見失ったら
自分の力で

やり直せばいい

感想・レビュー

この映画を見た頃はちょうど会社をやめて人生をちょっと迷ってたんですよね。

そんな中でベンジャミンのこの言葉にはとても勇気づけられました。

それまでサイコスリラーであったり、ファイトクラブのような暴力描写や今の社会を風刺したような作品をとることの多かったデヴィッド・フィンチャーだったのですが、一転今作では人間賛歌ともいえる作品に取り組んでいます。

何もかも人とは違うベンジャミン。映画を通して問いかけられるのは「”変わらないもの”を見つけることはできるのか?」ということ。

人と異なる人生を送らざるを得ないベンジャミンはデイジーとの夜を過ごした後でこう言います。
「永遠はないんだなって」

その考えのままに家を出て世界を回るベンジャミンですが、最後にデイジーに会った時は
「永遠はあるよ」

と答えています。

それは目に映るものは(自分の容姿含めて)全て変わってしまう。
ただ「気持ち」だけはずっと変わらずに胸にあった、ということなのでしょう。

映画の中で一つのアイコンとして象徴的に使われているのが「ハチドリ」。
ハチドリはその動きが独特なことで知られていますが、その動き∞が「永遠」を示すものとして示唆されています。

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