【映画レビュー】ファイト・クラブ


ファイト・クラブ [Blu-ray]

デヴィッド・フィンチャーと、ブラット・ピットのセブンに続くコンビ第2弾。

「ファイト・クラブ」のスタッフ・キャスト

監督
デヴィッド・フィンチャー
脚本
ジム・ウールス
原作
チャック・パラニューク
出演者
エドワード・ノートン
ブラッド・ピット
ヘレナ・ボナム=カーター
ミート・ローフ
ジャレッド・レト

「ファイト・クラブ」のあらすじ

社会の中で抑圧された自己の理想としてのファイト・クラブ。

その理想は多くの男性の支持を受けるが、やがてその活動は暴走し、自分自身でも止められなくなって行く。

感想・レビュー

この映画において主人公の名前は出てきません。主人公=タイラー・ダーデンではなく、タイラー・ダーデンはあくまで主人公の理想の自己を投影した姿にすぎません。

しかし、その姿は『僕』とは正反対。物には執着せず、自由に我が道を行く。圧倒的なマッチョイズムと共に。

しかしながらタイラーの専制的なふるまいに対して『僕』の戸惑いは大きくなっていきます。さらにタイラーの進める『メイヘム計画』の実態はテロではないのか?という疑いとタイラーへの反感がおさえきれなくなります。

そのなかで『僕』の名前がないのは現実の私たちのような、一般の不特定多数の人たちを指しているのが理由ではないでしょうか?

対局のその人自体に価値のあるような生き方(ブランディング)をある意味で実現しているのがタイラー・ダーデンではないでしょうか。だからこそ、彼は名前を与えられている。

暴力というキーワードはこの映画においては避けてとおれませんが、90年代の『時計仕掛けのオレンジ』ともいえるのではないてしょうか?

『時計仕掛けのオレンジ』では少年が暴力とセックスに明け暮れ、無理やり暴力を嫌悪させようとするが、本能としての暴力を否定しきれない、という内容でした。

『ファイト・クラブ』でも、最後は命を懸けてまでテロを止めようとしたのにビルは崩壊していく。。

共に暴力を否定しきれない、暴力のあり方を皮肉した作品ではないでしょうか?

スポンサーリンク

無料で映画を観よう!

いいねやツイートお願いします!