ブラッド・ピット、アンソニー・ホプキンス共演の恋愛映画。1934年の映画『明日なき抱擁』のリメイク。
個人的には好きな作品ですが、第19回ゴールデンラズベリー賞最低リメイク及び続編賞にノミネートされちゃってます。ぐぬぬ。。
あ、ちなみに三時間くらいある作品なのでご注意を。
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「ジョー・ブラックをよろしく」のスタッフ・キャスト
監督
マーティン・ブレスト
(アラン・スミシー)
脚本
ボー・ゴールドマン
ケヴィン・ウェイド
ロン・オズボーン
ジェフ・レノ
製作
マーティン・ブレスト
製作総指揮
ロナルド・L・シュワリー
出演者
ブラッド・ピット
アンソニー・ホプキンス
感想・レビュー
例えラジー賞にノミネートされようが、僕は好きです!
ブラッド・ピットのイケメンが炸裂
98年の作品です。丁度タイタニックのヒットにより、ディカプリオ派、ブラピ派が出始めた頃ですね。(まるでGLAY派、ラルク派のようだ!)
どちらもある意味ではアイドル視されていた頃のこの作品、ブラッド・ピットのイケメンが炸裂しています。
一年後の『ファイトクラブ』では不良っぽく、男らしいカッコよさでしたが、今作では純朴な少年のような、そんな感じ。
ブラッド・ピットは死神役と、死神が乗り移る前の若者の役と二役こなしているわけですが、若者のときは前述したような純朴さ、素朴さ、垢抜けなさが際立っています。
一例としてスーツのシルエットも決して良いものではなく、サイズ感も少し大きく見え、野暮ったく見えます。富豪の役であるアンソニー・ホプキンスの着ているスーツとは対照的。
死神のときはクールで寡黙にこそ見えますがなにも知らない無邪気な子供のようです。
キレイなラブストーリー
いろんな問題がありつつも、互いが成長し、補い、それぞれの幸せに達する。キレイなストーリーだと思います。
会社関連はジョー・ブラックとビルの共闘で役員の策略が明るみになり、一件落着しますしね。
特に死期を迎えたアンソニー・ホプキンス演じるビルに誕生日の舞台と人生を振り返るようなスピーチ、セリフの場をクライマックスに持ってきたのはとても美しいシーンでした。
死神の目にも涙・・・
性善説、性悪説という言葉がありますが、個人的にはそのどちらでもなく、生まれたばかりの子供にはそれぞれ善悪の価値観すらない、ただ欲求に従うのみと考えています。
その中で善悪や美しいもの、幸せや悲しみ、愛情を知っていくのだと。
死神はわずかの間人間の社会に触れて、その中にある美しさを理解しました。
ビルの誕生日パーティーの光景を見つめる死神の目には涙が。。
『去りがたい それが生だ』
ビルの台詞です。
生きることは美しい
同じくブラッド・ピット主演の『ベンジャミン・バトン』のコピーみたくなっちゃいましたが。。
僕がこの作品を好きな理由はここに尽きると思います。
三時間かけた人生賛歌なんですよね。言ってしまうと。だからきちんと死を描いて、かつ、それが待ち受けてるとしてもそれでも人生は美しいというメッセージを描かなければならない。
例えブラッド・ピットが死神感そんなに出てなくても、人間の女性に惚れ易すぎても、それでもしっかりと伝わるのは
人生の美しさ。
個人的にはこの映画好きです(3回目)。