【映画レビュ―】悪魔のいけにえ

悪魔のいけにえ 公開40周年記念版 [Blu-ray]

なぜ「悪魔のいけにえ」はホラー映画の金字塔になりえたのでしょうか?

「悪魔のいけにえ」のあらすじ

墓が何者かにあらされる事件が勃発していた1973年のテキサス。墓の無事を確かめるとともに遊びも兼ねて、五人の若者が訪れます。

その道中、同い年くらいのヒッチハイカーを車に乗せるも、ナイフで自傷を始めたり、仲間に切りつけたりと異常な行動をしたために途中で下ろすことに。

その後、ガソリンを分けてもらうために近隣の家を訪れますが、その家こそが墓荒らしの犯人であるソーヤー一家の棲みかでした。

ソーヤー一家の末っ子のレザーフェイスに一人、また一人チェンソーで殺されていきます。

感想・レビュー

だた恐怖だけを追求・・・ハッキリ言って怖い!

ハッキリ言って怖いです!古い映画だからと油断すると後悔しますよ。たぶん(笑)。

殺人鬼レザーフェイスはその人間らしさや内面を推しはかれるような描写はほぼありません。例えばジェイソンなら子供のころいじめられていたなど、少し同情的になれるバックボーンというか、人間としての背景が描写されているのが多いんですが、この映画はただただ恐怖を追求している印象です。

たまらない「不条理」

この映画に登場する若者たちは後の作品に出てくるような「無節操」「生意気」「バカ」などの「殺されてもしゃーないかなー」感があまりないんですよね。むしろ人助けとかしちゃうような若者たち。そういう登場人物が無造作に殺されていく不条理はやはりたまらないものがあります。

カメラワークもドキュメンタリーのようにただ出来事を淡々と映していきます。
登場人物に感情移入することなく、一歩引いた視点で映し出すカメラワークも
ドキュメンタリー(事実らしさ)をひきたてたのでしょうね。
この「救いようのない感じ」や独特の怖さは同時期のホラーと比較してもこの作品は圧倒的なのです。

同時期のホラーと比較例

「13日の金曜日」…実際は音楽の盛り上がり方で「出てくる」ポイントが容易にわかるのであんまり怖くない。
その点、悪魔のいけにえは音楽もほとんどなく、いきなり唐突に表れる。

「キャリー」…こちらも名作。ただこちらはどちらかというと切ないホラー。
キャリーに感情移入もできるし。レザーフェイスはそういうものを一切受け付けない。
理由や感情がもともとないようにも見える。

シャイニング…スタンリー・キューブリックのこれまた名作。
芸術的な部分を狙っている個所もあるように思うが、悪魔のいけにえはただ恐怖を追求しただけの作品なのだと思う。

さて、続編の悪魔のいけにえ2は監督こそ同じですが、前作とは打って変わってコメディ色の強いものになりました。
これは一説には「どうあがいても一作目の恐怖を超えることができなかったから、路線転換してコメディになった」とも言われています。

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