凄く好きな映画です。ジョゼフ・ゴードン=レヴィットも、ズーイー・デシャネルも大好きです。
だけど、この映画のレビュー書くと自分の恋愛観がバレそうでやだなー。。
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「(500)日のサマー」のスタッフ・キャスト
監督
マーク・ウェブ
脚本
スコット・ノイスタッター
マイケル・H・ウェバー
製作
マーク・ウォーターズ
ジェエシカ・タッキンスキー
メイソン・ノヴィック
スティーヴン・J・ウルフ
ナレーター
リチャード・マクゴナガル
出演者
ジョゼフ・ゴードン=レヴィット
ズーイー・デシャネル
「(500)日のサマー」のあらすじ
グリーティングカード会社で働くトム(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)は、新入りのサマー(ゾーイ・デシャネル)に一目ぼれしてしまう。ある日、好きな音楽をきっかけに意気投合し、いいムードになった二人。そんな中トムは、サマーに対して「彼氏はいるの?」と聞くと……。
出典:https://www.cinematoday.jp/movie/T0007946
(500)日のサマー (2009) – シネマトゥデイ
感想・レビュー
『(500)日のサマー』、大好きな作品です。
ジョゼフ・ゴードン=レヴィットも大好きな俳優ですし、ズーイー・デシャネルもとてもキュート。
個人的なことで恐縮ですが、恋愛観としては僕の恋愛観や性格はジョゼフ・ゴードン=レヴィット演じるトムに近いこともあって、人一倍感情移入してしまえるのも、この作品が好きな理由かもしれません。
対して、トムの片想いの相手のサマー。
美人で性格も悪くないんですが、一方でという考え方をもっており、トムを振り回す。
「愛は盲目」とはよく言ったもので、トムにはサマーのそんな面すら見逃せてしまうほどの理想の女性だったのでしょう。
IKEAでの夫婦ごっこなど恋人感溢れる瑞々しい描写もありますが、一方でこの映画は恋愛における二人の違いを映し出してもいます。
この映画を観ると『アニーホール』を思い出します。
『アニーホール』の現代版
バラバラの時間軸で語られるエピソード。男性側の一人称のみの視点。恋が叶わない結末。
『(500)日のサマー』は『アニー・ホール』の現代版ではないかと思うんですね。
どちらが好きかは観る人の好みでしかないと思うんですが、詩的なのは『アニー・ホール』、分かりやすさやエンターテインメントでは『(500)日のサマー』ではないでしょうか。
『アニー・ホール』ではエピソードの正しい時系列は観ている側が推測するしかないですが、サマーではきちんと何日目という演出が入りますし、分かりやすく希望を残したエンディングもある意味ハッピーエンドと呼べるものです。
こうしてみると『(500)日のサマー』はトムの恋愛の成長物語という見方もできます。
比べると『アニー・ホール』のラストはウディ・アレンの詩的な独白で終わります。
「うちの弟は自分がニワトリだって信じている。でも病院へは連れていけない、だって、卵が必要だから。男女の関係はおよそ非理性的で不合理なことばかり、でも、それでもつき合うのは卵がほしいから」