いわゆるラストでどんでん返しの作品、『シックス・センス』や『メメント』あたりの映画、古くは『猿の惑星』などの作品でしょうか。
もちろんオチには秀逸などんでん返しを用意している作品もあれば、そうでないものもありますよね。。
今回は悪い意味で定番化している「どんでん返し系映画のありがちなオチ」について書いてみたいと思います。
本当に驚いたやつとそうでもなかったやつ
とりあえずオチで本当に驚いたやつとそうでもなかったやつを数本挙げてみます。
驚いたやつ
- 『シックス・センス』
- 『メメント』
- 『ライフ・オブ・デヴィッド・ゲイル』
- 『バタフライ・エフェクト』
うーん。。。
- 『シークレット・ウインドウ』
- 『シャッター・アイランド』
またこのパターンかよ。。。
もちろん個人差はあるでしょうが、今更それは驚かないなぁと思うのが
『犯人は実は自分でした!』系の作品。
これ、もはや定番のオチになりつつあります。
みなさんもそういった作品は一度は観たことがあるのではないでしょうか。
主人公が殺人事件や失踪事件に巻き込まれ、犯人を捜していくが、その原因もしくは犯人は自分だった!
正直なんだかなぁって感じ。。
この時の「自分」は大体精神を病んでいるか何かで記憶喪失状態。。
シックス・センスのどんでん返しが実に巧妙にできていたのとは対照的に、このパターンだといくらでも話を作れてしまう安易さが嫌なんですよね。
- もう一人の自分(幻影)をみる、話す(幻覚)
- 自分が犯した殺人の記憶(覚えてない)
これですべて一応のつじつまは合わせられるんですよね。
たたそれだとあまりに安易と感じてしまうのは私だけでしょうか?
これくらいのびっくりは期待させてくれ~!
せめて主観的な(主人公目線の)価値観と客観的な(それ以外の人たち)の価値観が逆転するくらいのどんでん返しは期待したいものです。。
『アイ・アム・レジェンド』
例えば『アイ・アム・レジェンド』のオリジナル、『地球最後の男』では主人公の目線では凶悪なゾンビを退治する、世界で最後のきちんとした人間が自分だ、という主観でしたが、ゾンビ側からすると、自分達の社会に土足で入り込み、仲間を殺しまくる『怪物』だった、という価値観の逆転がクライマックスで提示されています。(『アイ・アム・レジェンド』でも未公開版のエンディングはこのパターンを踏襲していました。)
『エスター』
最近の作品では『エスター』なんかはよくできてるなーと感じました。
主人公のエスターはもともと孤児ですが、とある家族のもとに養子として引き取られます
彼女は一見、賢い子に見えますがちょっとおかしいところがあって、
歯医者が嫌い
手首に巻いたリボンをとらない
とか。
子供が殺人を犯していくというと、例えば「オーメン」などを思い浮かべると思うんですが、オーメンが割りとオカルトなのに対して、エスターはもっと科学なところが犯行の一因となっていて映画としての面白さを増しています。
エスター役を演じたイザベル・ファーマンは撮影当時は小学生だでしたが、卓越した演技力でエスターにリアリティーを与えることに成功しています。
みなさんは何かおすすめのどんでん返し系映画はありますか?