おはよーございました。
映画から生まれて、慣用句となっている言葉が英語にはあります。
その中で一つご紹介。
ロブ・ライナー監督のデビュー作『スパイナル・タップ』。
ロックバンド、『スパイナル・タップ』のツアーの様子を追っていくドキュメンタリー風の作品。
疑似ドキュメンタリー、コメディとしてもカルトな人気を誇る映画です。
その中でギタリストが自前のマーシャルの改造アンプを自慢するシーンがあります。
『他のアンプは目盛りが10までしかないけど、俺のは11まであるんだ!』
注 アンプの音量の差はそのアンプのワット数に関連し、目盛はあくまで任意の単位であるため、11があるとしてもあまり意味はない。
しかしながら、映画の公開後、多くのミュージシャンがボリューム目盛りが11まであるアンプをオーダーしたという逸話があります。
そして、この『アップトゥイレブン』という言葉は、そのまま英語で『最大音量』を意味する慣用句となりました。
ちなみに、日本でもGLAYのHISASHIの使用するゼマティスのギターのボリュームノブは11まで目盛りがついています。
このギターのノブはシルバージュエリーブランドのGood Art Hollywoodのもの。
こういう遊び心は素敵だなーと思います。