史上初!ラジー賞全部門完全制覇した作品とは?!

ラジー賞とは、一言で言ってしまえばその年の最低の映画に贈られる賞。いわばアカデミー賞だとか、ゴールデングローブ賞の対極にある賞ですね。

もちろんその賞の不名誉さゆえに受賞しても授賞式に訪れる人も少ないのですが、今までにポール・ヴァーホーベン監督、ハル・ベリー、サンドラ・ブロックが授賞式に出席し、いずれも大喝采を浴びています。

そんなラジー賞、2011年になんと全部門をひとつの作品が完全制覇するという史上初の事態が起きました。

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初の全部門制覇した作品とは

ジャックとジル [Blu-ray]

『ジャックとジル』

2011年(第32回)
最低作品賞:ジャックとジル
最低監督賞:デニス・デューガン(ジャックとジル、ウソツキは結婚のはじまり)
最低主演男優賞:アダム・サンドラー(ジャックとジル、ウソツキは結婚のはじまり)
最低主演女優賞:アダム・サンドラー(ジャックとジル ※女性ジル役として)
最低助演男優賞:アル・パチーノ(ジャックとジル)
最低助演女優賞:デヴィッド・スペード(ジャックとジル ※女性モニカ役で)
最低スクリーンカップル賞:アダム・サンドラー&ケイティ・ホームズまたはアル・パチーノまたはアダム・サンドラー(ジャックとジル)
最低スクリーンアンサンブル賞:『ジャックとジル』の全キャスト
最低前日譚・リメイク・盗作・続編賞:ジャックとジル(『グレンとグレンダ』の盗作)
最低脚本賞:スティーヴ・コレン、アダム・サンドラー(ジャックとジル)

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B4%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%87%E3%83%B3%E3%83%A9%E3%82%BA%E3%83%99%E3%83%AA%E3%83%BC%E8%B3%9E
ゴールデンラズベリー賞 – Wikipedia| ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典

感想

この快挙(?)の割には少しは楽しめるのではないでしょうか?
最初ボーッと見てて、ジルという、アダム・サンドラー演じるジャックの双子の妹が出てくるんだけど、ジルもアダム・サンドラーが一人二役で演じてて、、、いやーキツイっす。
あれ?これギャグなのかな?と思って見てたけどどうやらマジ。
マジか?!と観てるこっちが思いました。

2012年の映画「テッド」でも駄作!と呼ばれ「デリ嬢と観るにはいい」との謎評価をされています。

しかし、サンドラ・ブロックが同じようにラジー賞を受賞した「ウルトラ I LOVE YOU!」よりかはマシだと思うんです。というのは劇中を通して共感できるポイントがあるからなんですよね。

まぁアル・パチーノに関しては名優としてのキャリアを台無しにする気なのか?と思いましたが(笑)。

一つはジルがきちんとある程度の人には愛されていること。デリカシーもなく、無軌道に暴走しがちなところはウルトラアイラブユー(英語変換めんどくさくなった。。)に通じるところがありますが、それでも愛されていることで、『何かしらの愛嬌として受け止められてる部分もあるんだな』と理解することができます。
もし仮に僕らのとなりにいたとしても、もしかしたら上手く付き合うことはできるかもしれないって感覚。平たく言えば共感はできるんですよ。愛されていることがみえかくれするから。

それにギャグパートも所々は笑えるし。

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